カットで勝負できないと、一生B級

こんにちは。栃木県那須塩原市の美容室hairsalon iLii 西那須野で美容師をしている岡田です。

最近、iLiiに初来店でもカットでスタイルチェンジをご希望される方が増えています。

美容師として大事なスタイルチェンジの任務に、僕を選んでいただくというのは大変光栄なことですが、

僕の人生における「カット」についてのこと。

忘れないようにと、自分への戒めとしてもここに残しておこうかと思います。

カットは美容師の本質

東京で僕が「美容師」として初めて勤めたサロンは「スペシャリスト制」のサロンでした。

カラー専門の「カラーリスト」とカット専門の「スタイリスト」(カッター)が分かれているサロンのスタイルで、

僕は、約10年間、「カッター」としての人生を歩みました。

「カットのスペシャリスト」としてそこからは毎日、始発から終電まで、美容漬けの生活を送りました。

デザインとか何か。カットの本質とは何か。本物とは何か。

それを追い求めて、巨匠と呼ばれる人の背中を追い続けて、それが今現在までも続いていて、それでもまだまだ到達できない壁があって、

美容師になって15年経った今でも、そこを追求する日々が続いています。

カットで勝負できなきゃ。一生B級で終わるのか?

直接的な上司や先輩ではないけれど、僕の尊敬して止まない美容師がいます。

故・植村隆博さん。(DADA Cubic)

この言葉たちは、植村さんが亡くなったいまでも、僕の中に生き続けています。

彼の語録の前で僕のことを語るのは本当におこがましいですが、

僕は美容師として生きてきて、人生の全てを美容に費やしてきました。

だから、お金も人脈も資産も、僕には財産と呼べるものもありません。

それでも、美容の為に訓練を続けてきた中で身につけた技術は、僕の今持っている唯一の財産だと思っています。

人それぞれの様々なライフスタイルがある中で、それが誰かの幸せに変わるものであれば、

僕はその人のためにこれからも技術を追い続けようと思います。

僕は美容が好きです。デザインが好きです。

ヘアスタイルをデザインすることは、人生をデザインすることだと、僕は教わりました。

今僕は、スタッフを抱えるサロンの代表として、自信を失う時も正直あります。

だけど、そんな時、植村さんの言葉を思い出す事で

僕が「美容師として生きる」ことをやめずにいられるんだと思います。

植村さんの存在はとても大きくて、見えないくらい先にいるけど、

亡くなっても、いつも支えてもらっています。

本当にありがとうございます。

苦しさや困難を乗り越えた先に、本当の楽しさが待っている。

「美容師は楽しい」って

僕も専門学校の講師をしながら、生徒に伝えることがあります。

だけど、本当の意味での美容の楽しさというものは、

自分で努力した先にある物であって、きっとその辺に落ちているモノは、本物じゃない。

 

美容を本気で一生楽しんでいける為には

本気で立ち向かい、本気でやるしかない。

甘やかしても、何も良いことはない。

ちゃんと自立して、自分の腕で飯を食っていけるように

自分の人生を切り開いていけるチカラを持てるために

絶対に逃げずに立ち向かって欲しい。

周りに依存せず、自分と 向き合って欲しい。

 

本当の楽しみを知らずに去って行く若者を、これ以上増やさない為に、

いま美容師をしている僕達が背中を見せていかなければいけないと思う。

一人一人に火をつけなきゃダメ

ワンレンボブの同じ長さに切りそろえて、内側を軽くして、

ヘアアイロンでのスタイリング頼みのヘアスタイルなら、

誰だって作れる。

 

美容師として「迷った時には切らないほうがいい」って逃げてたら、

いつまで経ってもカットは上手くならない、それだけじゃない

お客様の人生にもドラマは生まれない。

 

癖毛のお客様をストパーで伸ばすことしか提案出来ないなら

一流の美容師とは程遠い。

自分の仕事に、生き方に、誇りを持ち、自信を持ち、

胸を張って生きていくために、僕たちは本気で美容にぶつかっていきたい。

 

人生が終わりなき旅だとするならば、デザインも終わりなき旅です。

僕たち技術職を志した者の使命を持って、ハサミで自らの未来を切り開いていく。

一人一人の心に火を灯そう

 

それでは。

岡田 彰大

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