働き方と人のあり方

こんにちは。栃木県那須塩原市の美容室hairsalon iLii 西那須野で美容師をしている岡田です。

今日は台風19号の接近により、お店を臨時休業することに決めました。

台風が来るたびにお店を休んでいたらお店が潰れてしまうだろうけども、過去最強レベルの台風ということで「何かあってからでは遅い」ということから

早めの休業の判断をすることとなりました。

サロンは休みですが、僕は心配なのでサロンに来てこれを書いています。

ご予約をいただいていたお客様にはご迷惑がかかるので、連絡させていただくと快く日にちの変更をしてくださいました。

ご迷惑をおかけいたしますが、寛大な心に感謝しております。

働き方と人のあり方

僕は働くことが好きです。

僕にとって働くということは、自分が身につけた技術や感性が、人に役に立ててもらえること。

それに加えてこの美容が大好きだから、オープンしてから1年間は指で数えるほどしか休みを取らなくても苦痛ではありませんでした。

そもそも好きでやっている仕事なので、僕は毎日ハサミを握ってお客様を担当させていただくことは、僕にとっては幸せで、とても有意義な時間です。

だけど、僕は仕事が好きだけど、他の大勢の人たちにとっての仕事ってのは少し違うのかも知れません。

でも、どちらが正しい、間違っているかなんてのはなくて、それは人のあり方だと思います。

「働き方改革」なんてものが叫ばれているけど、世間も確実に変わって来ているなって感じます。

僕の知り合いの都内のサロンもほとんどが休みになりましたし、電車などの交通機関もここ最近は事前に対策をする様になりました。

賛否両論ありますが、僕は「働き方」を通じて「人のあり方」の再確認するタイミングに今きているのかな、なんてことを考えています。

 

僕は、働くことで人が不幸になることは望ましくないことだなと思います。

過去最強の台風の日に危険をおかしてサロンに来てもらっても、行き帰りに不慮の事故にあってしまうことの方が心配です。

忙しい土日に売り上げが減ってしまうことも、サロンにとっては望ましくないことだけれども、

こんな日は安全第一で、スタッフやお客様にはゆっくり休んでもらった方がいいかなと思っています。

僕の大事な人たちの身に、万が一にでも、何かあってからでは遅いから。あくまで身の安全が第一です。

ただ、キレイ事を言っていても、結果がついてこなければ仕事としては成り立ちません。

慈善事業ではなくビジネスとして成り立っていなければ存在出来ないから、土日に休まないサロンもあるのもわかっています。

何を第一に考えるのかはその人次第、そのサロン次第で、その判断は難しいところだけれど、

僕がこの判断をしたのは、過去のある経験があったからでした。

売上と信頼

僕は3.11を東京で経験しました。

当時僕が働いていた店では、カリスマ美容師ブームの熱も下がり始め、

少しづつ店舗の売り上げも下がり始めていた頃で、進退を問われている頃でした。

僕は若手スタイリストとして中堅を担い、前年以上の売上を期待されていました。

震災があったその日、フロアは揺れ、サロンにある鏡が割れ、モノが降って来る様な状況でも、仕事を続けました。

今でも覚えています。

お客様は怖がりながら、おびえながらも、鏡の前に座っていました。

フロアが揺れ、混乱している中でも、スタッフは仕事を続けました。

大きな揺れから少し時間が経って、世界がとんでもないことになっているのを僕たちは知りました。

同じ商業施設に入っている隣の美容院では電気が止まり、お湯が出ない状態で困っている人がいました。

僕のお店は運よく電気もガスも止まることなく仕事ができていたけれど、

隣の美容院のスタッフがお店に来て、シャンプー台とドライヤーを使わせて欲しいというお願いを、その時のTOPは断りました。

その時のTOPの判断は、自分で店を構えた今振り返ればいろんな理由があったんだと思うけど、

その月の売上はなんとかキープすることにはなったけれど、周りの信頼は離れていきました。

ちなみにその店舗は今は別のお店になっています。

もちろん、今書いたそれだけではなく、他の要因が色々あったのはわかっています。

ただ、僕の立場からしたら、その店のスタッフだということが恥ずかしく思える様になってしまいました。

困っている人に手を差し伸べられない自分が、そして、嫌だと思ってもそれに従うことしかできない自分が、

何もできない無力な自分が恥ずかしかったのを今でも覚えています。

信頼されるサロンになること

僕は今までの様々な経験を通じて、iLiiは信頼されるサロンになることを選びたいと思っています。

もちろん、サロンも継続しながら、僕だけではなくスタッフも生活もしていかなきゃいけないから、売上という数字も大切です。

だけど、困っている人たちに手を差し伸べられる人になりたいなって思います。

それが果たして信頼に繋がるのかどうかはわからないから、今は人として恥ずかしい行いをしたくないだけかな。

最終的にでいいんだけど、お客様からも、スタッフからも、信頼されるサロンになれたら嬉しいなって思うんですよね。

どういう生き方が自分に合っているのか、どういう働き方が幸せなのかなんてものは、

人に決められるものではなくて自分が決めるものだけど

今は自分のことよりお客様やスタッフにとっての幸せのあり方ってのをずっと考えています。

 

最後に

美容ってのは、平和の上に、日々の生活の上に成り立つ仕事だから、

日々の生活を平和に保てる様にすることの方が大事です。

どうか十分に注意してお過ごしください。

何もないことが何より一番穏やかなのですが

何かあったら、iLiiは皆さんの力になります。

なので、いつか僕が困ったときは助けてくださいね。w

 

それでは。

代表  岡田 彰大

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