こんにちは。栃木県那須塩原市の美容室「hairsalon iLii西那須野」で美容師をしている岡田です。
昨年の9月にオープンしてからお客様に好評いただいているiLiiの「ヘアカラーリング」ですが、
中でもご好評いただいているメニューがあるのでそちらを紹介していこうと思います。
「ハイライト」と聞くとどんなものを想像するでしょうか?
流行りの「インナーカラー」もハイライトテクニックの一つですし、「グラデーションカラー」や「バレイヤージュ」など、デザインカラーをするにはハイライトは必須のテクニックです。
今回紹介するのはその「ハイライト」テクニックの一つでもある「ハイライトウィービング」です。
このハイライトウィービングを入れると一体全体どうなるか!というのを実際のお客様の写真でご説明します。(ありがとうございます)
まずはbeforeの状態
こちらの髪のベースに、ハイライトを入れて行きます。
中間が12LVのオレンジブラウンなので、このまま染めてもオレンジが邪魔して透け感は出にくいです。
このオレンジブラウンベースを、ハイライトでアンダーレベルをイエローまで持って行きます。
(外国人風の透け感カラーや透明感のあるカラーにする場合には赤みをどう処理するかがポイントです)
ハイライトの入れ方は何通りもあるのですが、ベースのハイライトを入れて行きます。
ベースのハイライトなので、細かくチップをとってアルミホイルに包んで行きます。
(細かい技術の説明は省きます。)
はい。まずは全体にアルミホイルで包んで行きました。
アルミホイル(約70枚)の中には、3mm幅(場所によっては2mm幅)のハイライトが約600本入る事になります。
見えにくいですが、襟足から前髪まで同じ幅、太さ、奥行きのハイライトが入っています。
そして、カラーの反応を見ながら一度ハイライトをシャンプーで落とします。
するとこんな感じになります。
beforeの状態から比べると一目瞭然ですね。
オレンジブラウンの髪は残っても、ハイライトでブラウンが削れてるので、赤味がほとんど消えて見えているのがわかると思います。
※もちろん、この段階ではハイライトだけしか入れてません。
ハイライトを本当に細かく、何本も入れていくだけでこんなに立体感のあるベースの髪の毛が出来上がります。
中間毛先の明るさのトーンが整いました。根元は暗めに染めるので明るくしすぎない様にしています。
これはハイライトで作る「グラデーションカラー」のベースの作り方です。(中間毛先でバタフライチップを入れて毛先を明るくしています)
ちなみに、これくらいベースの状態が整っていると、その後に入れるカラーリングでどんな色に染めても綺麗に仕上がります。
このハイライトは他の「デザインハイライト」とは違い、カラーリングのベースを立体的に見せる「ベースのハイライト」になります。
(※もっと細かい感覚で入れると「シークレットハイライト」で使われる「糸チップ」と呼ばれるハイライトウィービングも可能です。)
ベースのハイライトなので、afterでワンメイク(一色染め)で染めたカラーリングが落ちてきても、ハイライトは残ります。
なので、毎回入れる必要はなく、2回、3回と、再利用も可能です。
そして、退色具合も地毛の部分とハイライトの部分とで変わって色落ちしてきますので、退色しても立体感のある綺麗なカラーリングが可能です。
そして何より嬉しいのが、
ハイライトで明るさを作れるので、全体カラーをいつもよりも1トーン落ち着いた色味に仕上げたとしても「透明感のあるカラーリング」が出来るメリットがあります。
そして、全体ブリーチをしなくてもいいのが嬉しいですね!
透け感のあるカラーや、外国人風カラーで人気のアッシュ系のカラーリングをする際には、どうしてもアンダーカラーを明るくしないと透明感や透け感が出ませんので、
「これはブリーチが必要ですね〜」
と美容師さんに言われたことがある人も多いと思いますが、
ハイライトを入れることによって「暗くても透明感のある外国人風カラー」が出来ちゃいます。
※ハイライトウィービングは、同じ間隔・幅・深さ・奥行きで入れることが最重要ポイントとなります。熟練された技術や経験がないと難しいテクニックです。
是非iLiiのハイライトウィービング試して見てはいかがでしょうか?
それでは。
代表 岡田 彰大