こんにちは。栃木県那須塩原市の美容室hairsalon iLii 西那須野で美容師をしている岡田です。
美容師をしていると、いろいろな人がサロンにきてくださるし、色んな話をする。
普段話せないような悩み事を打ち明けてくれる人もいれば、おこがましいけれど相談にも乗ったりする。
髪を切ることで、見た目を変えることで、何かしらストレスを抱えている人たちが、抱えきれなくなってしまったストレスや重荷を発散できれば僕は嬉しいし、
見た目も中身を新しくなって、明日からの活力になって笑顔で帰ってくれることが、僕がサロンをやって良かったなって思うことでもあります。
いつも僕が思うことだけど、顧客もゼロの状態からこのサロンを作れたこともそうだけど、
今こうやってたくさんのお客様の笑顔に囲まれながら美容師ができていることも、
僕は出会いというものに恵まれている人生だなって、本当にそう思う。
僕は本来は、協調性がなくて自分勝手だし、周りのことを考えられないし、一つのことしか出来ない不器用な人間だと思う。
だから、サロンに勤めていた時代は「協調性がない」ってよく怒られていたし、世渡りが下手だってことに自分でもそれに悩んでいた時もある。
普通の仕事をしていたら、周りに気を使えないのは良くないし、完全に出世コースからは外れて生きる人生を歩んでいたんだと思う。
だけど、(自分で言うのもなんだけど)そんな僕も美容師をしている間だけは、少しだけ人に役に立つことができると思う。
だから、僕は美容師という仕事に出会えて感謝しているし、美容を取ったら何も残らないって自分で分かってる。
もし僕に、美容師としての仕事がなくなったら、、、と思うと怖くて夜も眠れない。
だから、何十年経っても僕は美容師としての腕を磨く。
それは、「意識高い系」とかで揶揄されてしまうかもしれないけど、
「岡田彰大」いう人間が、世の中に必要とされる人間であるために。
僕が人の役に立てる人間であるためには、「美容師であることが必要」だからという意味の方が大きかったりする。
そんな僕は、美容を通して素敵な方々に出会えることが出来て、普通に生きていたのでは得られない体験をさせてもらっている。
だから僕も、美容を通して出会えたそんな方達に、感謝を返せるような人間になりたいし、いただいた恩を無駄にしないように、
僕が出会った人たちが喜んでくれるサロン作りをしていきたいと思ってる。
こんな僕を、少しは世の中の役に立てる人間にさせてくれた、美容との「出会い」にも、心から感謝してます。
そんな美容を通して、毎年出会ええる生徒たちにも感謝してるから、少しでも今後の役に立つような言葉を送りたいと思うんだ。
僕は専門学校の講師をしているから、生徒たちや生徒に近い年の人たちと、仕事に関して話をすることがある。
「得意なものを仕事にした方がいいですか?」とか、
「苦手だから向いてないんじゃないか」とか、
相談されると決まって僕はこういう風に伝えてる。
「得意じゃなくても、苦手だったとしても、自分が好きなこと、やってて楽しいと思える事なら大丈夫だよ」って。
なんでもそうだと思うんだけど、仕事が自分に向いているか向いてないかなんてものは、やってみなきゃわからないと思ってる。
僕の場合、多分、適性でいったら、美容師の仕事は僕は向いてない方に入ると思う。
得意か不得意かでいっても、僕は手先が器用ではないから美容の仕事は不得意な方に入ると思う。
でも、好きか嫌いかで言ったら、僕はこの仕事が大好きだ。
辛いことや、大変なことはたくさんあったけど、なんとか乗り越えて今でも好きでいられてる。
なんで好きなのかもわからないし、全てが面白いのかもしれない。
だけど、理由がなんであろうと僕は美容が好きだし、ほかに何をしている時よりも美容師をしている時が一番夢中になれる。
美容を通して日本をよくしようとか、そういった大義名分なんかは特になくても、
「美容が好き」なだけで
僕にはそれで十分だと思う。
自分は得意か不得意かなんて、そんなの今の内に分からなくたっていい。
自分の仕事に情熱を持ってさえいれば、どうやらなんとか生きていけるらしい。
だから、自分の気持ちに嘘をついちゃいけない。未来を自らの手で手放しちゃいけない。
得手不得手なんて乗り越えて、自分の未来に夢を見るんだ。
目的を持って、目標に向かって、一生懸命にやれば、応援してくれる人が必ず現れる。
汗をかき、努力して、どん底を経験したって、情熱さえ持っていれば乗り越えられるし、
乗り越えればその分だけ強くなれる。
勇気を持って困難に立ち向かい、苦しい経験を乗り越えた分だけ人に優しくなれる。
命がけで一生懸命やれば必ず結果はついてくる。
挑戦した者に、前に足を踏み出した者にだけ見える景色がある。
努力は嘘をつかない、やってきたことは裏切らないから。
だから大丈夫。きっと上手くいくよ。
未来の自分は志一つ、情熱一つで変わっていくから。
たとえ今は何者にもなれなくても、自分の思うように上手くいかなくても、
周りの人たちのように自分が特別じゃなかったとしても、
意志を持ってちゃんと生きていることだけであなたが美しいと僕はいつも知っているから。
だから前を向いて、誇り高く生きていようね。
それでは。
岡田彰大